FeelDTM教室 西東京市田無の音楽教室

音楽コラム-6「“習作”と“作品”」

2018/08/20

皆さんこんにちは feelDTM・作詞作曲教室講師で、音楽プロデューサーの野口です。

今回はメロディーや歌詞のアイデアがなかなか浮かんでこないという皆さんに、ヒントです。

創作には、“習作”と“作品”のふたつがあります。

習作は、「美術・音楽・文芸などで、練習のために作品を作ること(明鏡国語辞典)」と辞書にもあるように、スポーツ選手における基礎練習、ランニングみたいなものですね。

ですから、毎日毎日、欠かさず少しずつでも続けることが大事です。

習作では、模倣も借詞・借曲<しゃくし・しゃっきょく>も……まあ、みんな同じような物ですが(笑)、何でもありなのです。

作曲なら、サザンオールスターズの「TSUNAMI」のコードでメロディーをつくってみようとか、「負けないで」とそっくりなメロディーをみようとか……とにかく作業をすることが大事です。発表するのではなく、日記のように自分の為の創作の基礎連です。

いきなり完成形を求めて、できないとか行き詰まったとか言っているのはナンセンスですね。小説家を目指す方は、習作をするという意識が高いです。なかなか数百ページの作品をさっと仕上げるのは難しいですね。

歌詞やメロディーは短いので、すっと出来そうな気になってしまうのが、上達を妨げているかも知れません。

ポール・マッカートニーは、100曲も作ると作曲の面白さが分かって来ると語っています。つまり、習作を100曲はしてごらん! というアドバイスと理解できます。

もちろん、習作の中に、きらっと光るアイデアを見付けたら、当然、作品に仕上げていきましょう!

作品は、自分自身です。オリジナリティーを重視しましょう。真似は駄目! という強い意識で書くのです。それを支えるのが、習作の数です。

そもそも、オリジナルという言葉は、原点とか起源という意味のオリジン(origin)という単語から派生しています。

つまり、オリジナルの原点は、自分自身なのですね。自分の生き様、生き方、考え方が反映されてこそのオリジナルでしょう。

良い曲とかカッコいい歌詞という以前に、自分らしさや自分の想いが表現できているかが、大事です! 

さて、出来上がったオリジナルに自分が表現されているか? もっと、自分らしい音楽や歌詞を生み出すオリジナルはできるか? それは、プロフェッショナルに意見を貰うのが1番です!feel作詞・作曲音楽教室の素敵なスタジオで 野口の総てをお伝えします。

どうぞ、よろしくお願いいたします。

feel DTM・作詞作曲講師 ・野口義修 (のぐち よしのぶ)

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